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チョコレート

生産者への配慮

  • 生産者にフェアな取引がされている 途上国の小さな生産農家は、国際市場と直接の交渉をすることが難しい等、自分たちがつくったカカオ豆の価格決定に関われず言われるまま安価な取引している小さな 生産者がいます。フェアトレードマークはついていなくても生産者と正当な価格で取引し商品化されているかチェックしましょう。 国際相場は産地の天候(降雨状況、気温など)、作柄、病・虫害、政治情勢、治安状況、集荷状況、世界のチョコレート・ココアの消費状況や投機資金の流入など様々な条件で毎日変動しますが、途上国の小さな生産農家は、自分たちがつくったカカオ豆がどのようにして値段を付けられていくのか知らないままということが多いのです。
  • 児童労働・奴隷労働でつくられていない チョコレートの原料であるカカオ豆の生産は、西アフリカのコートジボアール、ガーナ、ナイジェリア、カメルーンの4カ国で7割を占めています。そしてそこで問題になっているのは、カカオ農園における児童労働・強制労働です。児童労働とは国際条 約の定義では、15歳未満(途上国は14歳未満)で、教育の機会を奪い子どもの心身の発達や、社会性・教育面での発達を阻害するような労働、18歳未満の危険で有害な労働を「児童労働」としています。 そこには社会の慣習や伝統、文化的背景など様々ありますが、一番の原因は経済的貧困です。多くの国際機関やNGOなどがその解決に取り組んでいますが、現在でも約1億6800万人=世界の子どもの9人に1人の子供が、児童労働に従事しています。
  • 児童労働をなくす活動をしている団体を応援している カカオの生産地では、残念ながらまだまだ多くの子どもたちが労働を強いられています。そのような現状を日本の消費者に伝え、生産地や子どもたちを支援し児童労働をなくす活動をする団体・NGOがあります。またその活動を支える企業も現れています。
    (例)世界の児童労働問題の解決を目指す日本のNGO「ACE(エース)」 世界で子どもの権利を推進する国際NGO「プラン・インターナショナル」
  • 国際フェアトレード認証ラベルが付いている 国際フェアトレード認証ラベルが付いているの画像
    Fairtrade Internationalによって認証されるフェアトレードラベルです。 認証の基準は、「生産地域」「生産者」「トレーダー」のそれぞれが守るべき基準と、生産品毎に定められた基準で構成されており、生産者への経済的な配慮を示す「経済的基準」、生産者の労働環境や人権を守る「社会的基準」、環境への配慮を示す「環境的基準」に分けることができます。 日本は食料の60%、衣服の96%を輸入に頼っています。しかし私たちの食べているもの、着ている服が、途上国で劣悪な労働環境や、児童労働、あるいは環境を破壊して作られているケースが多々あります。フェアトレードは、児童労働をなくし、生産者の健康や生命を守り、環境破壊を防ぐためのシステムです。また、生産者に正当な賃金を払い、継続的な取引をしていくことで、経済的自立を促すことにもつながります。日本の消費者が安さのみを追い求めると、そのしわ寄せは結果的に立場の弱い生産者に行ってしまいます。フェアトレード製品を購入することで、途上国に行かなくても、国際協力に貢献することができるのです。

    国際フェアトレード認証ラベルの説明はこちら
    http://www.fairtrade-jp.org/about_fairtrade/intl_license.php
  • UTZ認証マークが付いている UTZ認証マークが付いているの画像
    UTZ認証マークは、UTZの農園管理基準の要件に基づいて生産されたカカオを調達したことを示しています。労働環境については国際労働基準ILOをもとに基準を設定し、児童労働にも厳しいルールを設けています。一方で、「最低取引価格を設定していない」、「農薬や化学肥料の制限をしていない」など、貧困問題や環境保全の側面からは緩い基準となっています。 https://www.utz.org/language-landingpage/japanese/

農薬・環境への配慮

  • 有機栽培JAS等の第3者有機栽培認証マークが付いている 化学肥料、農薬を使用せずにつくられた農産物や農産物加工食品として認証されたものにつけられます。認証マークがないと、「有機」「有機栽培」「オーガニック」などと表示することはできません。アメリカのUSDA認証など、各国に同様のものがあります。 大規模カカオ農園では生産性を上げるために化学肥料や農薬が大量に使われていることがあります。これは、農園で働く人たちに大きな健康被害をもたらします。大量の薬剤散布により体調不良に陥ったり皮膚への影響が出たりと、さまざまな形でその害が表れています。
  • 有機栽培認証マークはついていないが同等の栽培方法である 第三者による認証を受けていなくとも、農薬を使わず、肥料にも気を遣い、その土地に合わせた栽培方法を選んで生産しているケースもあります。 化学肥料や農薬が大量に使われると、働く人たちに大きな健康被害をもたらします。カカオ栽培に従事する人たちに健康被害を及ぼさず、豊かな生物多様性を保全するような農法であるかどうかは重要です。
  • 認証マークはついていないが生物多様性に配慮した栽培方法である 第三者認証を受けていないものの、生産地の先住民に伝わる伝統的な栽培方法を踏襲していたり、昔からある自然環境の中でカカオ栽培を行っていたりすることで、その地域の生物多様性を損ねない農業生産となっている場合もあります。
  • アグロフォレストリー(森林農法)による栽培である 森を破壊することなく、もともとある森の生態系を活かしながら多種類の樹木や作物を組み合わせて育てる栽培方法は、自然と共生すると同時に伝統的栽培方法の継 承にもつながります。この農法をアグロフォレストリー(森林農法)といいます。 伝統的でない栽培方法は、以下の問題を生み出す可能性があります。

    ■土壌や河川・水質の汚染、生物多様性への影響
    農薬による河川や湖の水質汚濁、土壌汚染による悪影響も問題です。また土壌への大量の化学肥料の投与で、河川へ流れ出した化学肥料による河川の富栄養化や土壌微生物への影響も考えられます。カカオ豆が栽培されているのは、熱帯雨林や生物多様性の豊かな地域がほとんどです。野生動物も含め生態系への影響も小さいとは言えません。

    ■熱帯雨林破壊の危険性 
    もともと直射日光を嫌うコーヒーが日陰で栽培されてきたように、チョコレートの原料となるカカオ豆も、自然の森林に似た地形で他の高木の陰で栽培されます。しかし、この自然と共生する栽培では土地当たりの収穫量を最大化することはできません。そこで品種改良によりコーヒー同様、カカオ豆も、直射日光のもとで育つ種が開発されました。その結果、生産効率の高い農園をつくるため熱帯雨林を切り開き、森林破壊に繋がりました。
  • パーム油を使用していない チョコレートには植物油脂が含まれることがあります。その中のパーム油を生産するために、ボルネオ島やスマトラ島など野生生物が多く生息する熱帯林が破壊されています。また、先住民が永く暮らしてきた土地が奪われたり、過酷な労働環境、農薬被害など人への影響も大きいです。 チョコレート製品は、その生地の組成により、チョコレート、準チョコレート、チョコレート菓子、準チョコレート菓子に分類されます。
    チョコレート及び準チョコレートの生地は、カカオマス、ココアバター、ココアケーキ又はココアパウダーを原料として、必要により糖類、乳製品、他の食用油脂、香料等を加えたものです。
    チョコレート生地とはカカオ分が35%以上、或いはカカオ分が21%以上で、それを合わせた乳固形分が35%以上のもので、準チョコレート生地とはカカオ分が15%以上或いはカカオ分が7%以上で、それを合わせた乳固形分が12.5%以上のものとなっています。
    チョコレート、準チョコレート、チョコレート菓子、準チョコレート菓子の順にカカオ分が少なくなるので、それに合わせて食用油脂が使用される割合も増加します。
    (ポテトチップスの項を参照のこと)

    ■見えない油パーム油
    原材料名に「植物油」や「植物油脂」と書かれているもののほとんどは「パーム油(オイル)」という油です。パーム油は生産量世界第1位の油であり、大量生産と加工に優れているため、スナック菓子、インスタント麺、チョコレート、アイスクリーム、菓子パン等のショートニング、マーガリン等の食用油として90%近く、その他、洗剤、石鹸、化粧品、バイオディーゼル等幅広い用途として世界中で使われています。

    ■希少な生物の生息地が失われている
    パーム油の原料となるアブラヤシの85%以上がインドネシアとマレーシアの2カ国で生産されています。生産地の多くは、熱帯雨林気候に属し、ボルネオ島やスマトラ島といった30万種を超える生物が生息する「生物多様性の宝庫」です。アブラヤシプランテーション(大規模農園)による開発によって、多くの希少生物が住む場所を失い、絶滅の危機にさらされています。

    ■気候変動にも重要な影響を与えている
    パーム油生産地の多くは「泥炭湿地」と呼ばれる植物の死骸等が長年堆積してできた土地で、プランテーション開発時の排水や開発を原因とする火災等により、地中に大量に含まれていた温室効果ガスが排出され、気候変動に与える影響は極めて大きいと言えます。

    ■先住民の土地が奪われている
    住む場所を奪われるのは、動植物だけではありません。開発される土地をめぐっての現地住民とプランテーション企業の土地紛争が至る所で勃発しており、特に政治的に弱い立場にある先住民の権利が侵害されています。長い間、森の恵みで生活を営んできた先住民にとっては、森林が無くなることは彼らの生きる場所が奪われることとも言えます。

    ■労働者の人権や健康の問題が起こっている
    インドネシア・ジャワ島等から多くの貧しい労働者がプランテーションに出稼ぎに来ており、過酷な肉体労働、児童労働、また少数民族の人身売買の温床にもなっているという報告もあります。また、アブラヤシの生産時には、労働者がちゃんとした防護服を着用せずに大量の農薬が使われ、健康被害も確認されています。
    (以上ポテトチップスから引用)
  • レインフォレストアライアンス認証マークが付いている レインフォレストアライアンス認証マークが付いているの画像
    農業生産と自然環境への配慮を両立するための第三者認証の一つとしてレインフォレスト・アライアンス認証があります。この認証を取得するには、森林の維持拡大、土壌の保全、化学物質の削減、野生生物保護等様々な監査を経る必要があります。 レインフォレスト・アライアンスは、農業、林業、観光業の事業者が監査を受け、環境・社会・経済面の持続可能性基準を満たしたものに「緑のカエル」の認証マークがつけられます。
    農業は「生物多様性の保護」「人々の暮らしと福祉の向上」「自然資源の保護」「効果的な計画策定と農園管理のシステム」、林業は「絶滅危惧種および高保護価値の森林を保護する」「土地の一部を保護森林として保全する」「労働者に相応な賃金を提供し、労働者の結社の権利を保護する」「木材および非木材の森林資源の伐採と収穫が認められる時期・方法・場所などを定めたFSCのガイドラインを順守する」「地元コミュニティと土着の人々の権利を尊重する」、観光業は「近隣の生態系の保護」「自然資源の賢明な利用」「気候変動の緩和」「周辺コミュニティの社会的・文化的開発へのメリット」が義務付けられています。(*1)

    (*1) https://www.rainforest-alliance.org/lang/ja

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